N-WGN カメラ 脱落 フロントガラス 修理

フロントガラス上部の運転支援カメラが、固定ブラケットごとガラスから剥がれて落下する事例があります。ダイハツ系6車種では届出番号654として改善対策が行われ、その後リコールとして再届出されました。一方、リコール対象外のHonda N-WGN(JH3/JH4系)やN-BOXでも、国土交通省『連ラクダ』に似た脱落事例が複数申告されています。NEXT VISIONでは状態を確認したうえで、フロントガラスを交換せずブラケットを再接着して修復できる場合があります。

ADAS CAMERA / BRACKET

フロントガラスのカメラが
ブラケットごと外れる事例

届出 654ダイハツ系6車種でリコールへ
N-WGN / N-BOX対象外車種にも類似申告
交換前に相談状態によりガラス交換せず修復

『フロントガラス交換しかない』と判断する前に、ブラケット・ガラス面の状態を確認する価値があります。

この記事の要点

  • 届出番号654は、スマートアシスト用カメラ固定ブラケットの接着力不足により、ブラケットが剥がれ走行中に落下するおそれがある事案です。
  • 国土交通省は2022年12月23日、同一事象について保安基準不適合のおそれが新たに判明したとして、改善対策からリコールとして再届出されたと公表しています。
  • 連ラクダでは、届出654の対象外であるHonda N-WGN(JH3/JH4系)やN-BOXでも、フロントガラスからHonda SENSING用カメラが剥がれ・脱落したとのユーザー申告を確認できます。
  • 販売店や修理先によってはフロントガラス一式交換が前提になることがありますが、NEXT VISIONでは状態次第でガラスを交換せずブラケット再接着による修復に対応できます。

届出番号654とは? スマートアシスト用カメラの固定ブラケットが剥がれる不具合

2022年10月20日、ダイハツはムーヴ・キャスト・ブーンについて改善対策(届出番号654)を届け出ました。不具合の内容は、予防安全機能『スマートアシスト』用カメラをフロントガラスに固定するブラケットの接着工程管理が不適切で、接着力が弱いものがあるというものです。使用過程でブラケットがガラスから剥がれ、最悪の場合は走行中に落下するおそれがあるとされています。対策はカメラブラケットへの接着補強材の追加です。

その後、国土交通省は2022年12月23日、この同一事象について『保安基準不適合となるおそれがあることが新たにわかった』として、リコール届出として再度届出が行われたと公表しました。公表時の訂正後の不具合件数は1,050件、事故は物損2件とされています。

届出654の対象車種は6車種

公表されている対象は、ダイハツ『ムーヴ』『キャスト』『ブーン』、スバル『ステラ』、トヨタ『ピクシス ジョイ』『パッソ』の6車種です。OEMを含むためメーカー名は異なりますが、問題となったのはフロントガラスに接着された運転支援カメラ用ブラケットです。

ここで重要なのは、以下で紹介するHonda車は『届出番号654のリコール対象車』ではないという点です。あくまで、国土交通省に寄せられた不具合申告の中に、外観上よく似た『フロントガラスからカメラが剥がれ落ちる』事例が確認できる、という意味です。

連ラクダで確認できるHonda N-WGNの類似事例

国土交通省の自動車不具合情報検索『連ラクダ』を確認すると、Honda N-WGN/N-WGN CustomのJH3・JH4系で、フロントセンサーカメラやHonda SENSING用カメラがガラスから剥がれ、脱落したという申告が複数掲載されています。

たとえば、6BA-JH3では『フロントガラス上部に付いているホンダセンシング用カメラがガラスから剥がれ、接続ケーブルでぶら下がった』『走行中、フロントセンサーカメラがフロントガラスから剥がれ落ちてぶら下がった』『衝突被害軽減ブレーキ用のカメラがフロントガラスから剥がれ落ちた』など、同じ部位・同じような状態の申告が確認できます。6BA-JH4のN-WGN Customでも、フロントガラスにあるセンサーカメラのボックスが剥がれ落ちたとの申告があります。

2026年時点の現行N-WGNもJH3/JH4系ですが、現在の主要諸元上の型式は5BA-JH3/5BA-JH4です。連ラクダで確認した脱落申告の多くは旧排出ガス記号の6BA-JH3/JH4ですので、『現行N-WGNの全車が同じ不具合を抱えている』と断定するものではありません。ただし、現行型と同じJH3/JH4世代で類似の申告が多数存在する点は、オーナーが症状を知っておく材料になります。

N-BOXでもフロントカメラ脱落の申告を確認

N-WGN以外では、Honda N-BOX(DBA-JF3)についても、2026年5月受付の不具合情報として『ホンダセンシング用のフロントカメラがフロントガラスから外れて脱落した』との申告を確認できます。

一方、連ラクダで『カメラ』を含む申告を検索すると、カメラ本体の内部故障、警告灯、リアカメラ映像不良など別種類の不具合も多数含まれます。本記事では、それらを一括りにせず、『フロントガラスとの接着部からカメラ/ブラケットが外れる』と読み取れる事例だけを類似事例として扱っています。

なぜディーラーではフロントガラス交換になることがあるのか

運転支援用カメラは、単にガラスへ付いていればよい部品ではありません。取付位置や角度が安全支援機能の認識精度に関係するため、メーカー指定の修理方法、部品供給形態、作業保証などを考慮すると、販売店や修理工場ではブラケット単体の再接着ではなく『ブラケット付きフロントガラス一式の交換』を案内する場合があります。

つまり、『ブラケットが剥がれた=ガラス自体が割れている』とは限らなくても、依頼先の作業基準によって交換前提になることがあります。修理方法は店舗・車種・損傷状態で異なるため、高額なガラス交換の見積もりが出た場合は、交換を決める前に自動車ガラスや接着作業に詳しい専門店へ相談する方法もあります。

NEXT VISIONでは、状態によりフロントガラスを交換せず修復可能です

NEXT VISIONでは、カメラ固定ブラケットがフロントガラスから剥離したケースについて、ブラケット、ガラス接着面、周辺部品に再使用できない損傷がないかを確認したうえで、条件が合えばフロントガラス自体を交換せず、ブラケットを適切に再接着して修復する対応が可能です。

フロントガラス交換となればガラス代・脱着工賃など費用が大きくなりやすいため、『カメラがぶら下がっているだけなのにガラス一式交換と言われた』という場合は、一度ご相談ください。写真で分かる範囲の事前確認も可能です。

ただし、ガラスの割れ・欠け、接着面の重大な損傷、ブラケット変形、カメラ本体故障などがある場合は再接着だけでは対応できません。また、安全運転支援装置に関わるため、車種や修理内容に応じて機能点検やエーミング等が必要になる場合があります。

『交換しかできない』と言われても、修理方法は依頼先によって異なります

この種のトラブルで注意したいのは、持ち込む場所によって提案される修理方法が異なることです。メーカー系ディーラーではメーカーの交換手順に沿ってガラス一式交換を案内するケースがある一方、自動車ガラス・接着を扱う専門業者ではブラケット再接着という選択肢を検討できる場合があります。

もちろん、どの車でも必ず再接着できるわけではありません。しかし、フロントガラス自体に問題がない場合まで『交換以外の選択肢はない』と考える必要はありません。費用の大きい交換を実施する前に、現物を見て修復可否を判断できる店舗へセカンドオピニオンを取ることをおすすめします。

カメラが落下・ぶら下がっていたら無理に固定して走らないでください

カメラやセンサーユニットが落下すると、Honda SENSINGやSmart Assistなどの衝突被害軽減ブレーキ、ACC、車線維持・逸脱抑制などが正常に作動しない可能性があります。実際に連ラクダには、脱落後に各種警告灯が点灯したという申告もあります。

両面テープやガムテープで自己流に位置を合わせると、角度ずれや再脱落につながるおそれがあります。視界を妨げる状態や警告表示が出ている場合は無理に走行せず、安全な場所で専門店や販売店へ相談してください。

参考にした公的情報

・国土交通省『リコールの届出及び改善対策(届出番号654)に関する訂正について(ダイハツ ムーヴ 他)』
https://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha08_hh_004662.html

・ダイハツ『ムーヴ、キャスト、ブーンの改善対策について(届出番号654)』
https://www.daihatsu.co.jp/info/recall/99310.htm

・国土交通省 自動車不具合情報検索『連ラクダ』
https://renrakuda.mlit.go.jp/renrakuda/opn.html

※連ラクダの不具合情報はユーザーから寄せられた申告内容の要約です。掲載情報だけで設計・製造上の原因やメーカー責任が確定したことを意味するものではありません。本記事では2026年8月7日時点で公開検索できる情報を確認しています。

よくある質問

N-WGNは届出番号654のリコール対象ですか?

いいえ。届出番号654の対象はダイハツ ムーヴ・キャスト・ブーン、スバル ステラ、トヨタ ピクシス ジョイ・パッソです。N-WGNはこの届出654の対象車ではありません。本記事は、連ラクダに外観上よく似たカメラ脱落のユーザー申告が複数あることを紹介しています。

カメラがフロントガラスから外れたら、必ずガラス交換ですか?

必ずしもガラス交換だけとは限りません。ガラス、ブラケット、カメラ周辺の状態によっては、ブラケットの再接着で修復できる場合があります。NEXT VISIONでは現物確認のうえ、交換せず修復できるか判断します。

ディーラーでガラス交換と言われた後でも相談できますか?

はい。まだ交換作業をしていなければご相談いただけます。車種、年式、現在の状態が分かる写真があると事前確認がしやすくなります。
CONTACT / ESTIMATE

カメラブラケット脱落、フロントガラス交換の前にご相談ください

N-WGN・N-BOXをはじめ、フロントガラス上部のカメラ/センサーブラケットが剥がれた症状を確認します。状態によってはガラス交換をせず修復できる可能性があります。車種・年式・症状と写真を添えてお問い合わせください。

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